令和5年は「横尾の家」から始まります

七王建築設計事務所は「エポックホーム」ブランドで、基本的に年間12棟以内で注文住宅を建てさせていただいています。

弊社の注文住宅はリビング、和室、キッチン、脱衣室、主寝室、子供室といった部屋のユニットをパズルのように組み合わせるような簡易かつ一般的なものではなく、お施主様ご家族からの徹底したヒアリングにより、線一本を引くところから始める設計事務所ならではの家づくりです。
ですのでいわゆる建売住宅はほとんど建ててきませんでした。

「ほとんど」と書いたのは、実は過去に1棟だけ「羽屋の家」という建売住宅を建てたことがあるからです。
令和元年8月に大分市羽屋の26.5坪の土地に28坪超の2階建ての建売住宅を建てました。
土地の幅が5mしかない狭小土地で、売土地として不動産市場に出しても一般的には不人気でなかなか売れない土地でしたが、設計事務所の価値観で見るとお宝土地でした。


当時の我々の価値観と技術を集めて建てた「羽屋の家」はしばらくモデルハウスとして使用する予定でしたが、完成の1ヶ月後に売買契約となり、さらにその1ヶ月後には所有権移転。感覚としてはやっと生まれたのにあっという間にお嫁に行ってしまったようなものでした。

お引き渡しして3年が経過しましたが、定期点検に伺った際には今でもとても美しく丁寧に暮らしていただいています。
社内での打ち合わせを繰り返し、何度も何度も図面を描き直し、この「羽屋の家」というプロジェクトに本気で向かい合った甲斐があったと、そしてその価値観を共有できるご家族に住んでいただき本当にありがたいと、つくづく思うところです。

そして年明け、令和5年1月初旬に2棟目の建売住宅「横尾の家」の上棟が予定されています。
正式に「エポックホーム FLAGSHIP」の名を冠して、毎年2棟までしか建てない、こだわり抜いた「提案型建売住宅」として、具体的な七王建築設計事務所の「豊かなくらし、感動をつくる。」という価値観を表現し、提案する場としてスタートします。



提案型建売住宅「エポックホーム FLAGSHIP」は、設計事務所として暮らしの質感を追求したモデルとなります。
それは断熱性能や耐震性能はもちろんのこと、日照や空気環境、暮らしの動線、外部との関係性もデザインされているという意味です。

令和5年5月中旬の完成を予定しています。
家づくり見学会や完成見学会を予定しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
いままでにない質感を、五感で体験していただけると思います。



上棟を待つ「横尾の家」の現場の様子です。
いよいよ始まります。

https://epochhome.jp/